「塩対応」とは?意味や使い方をご紹介

「彼女はいつも塩対応だね。たまには、少し優しい対応だとうれしいんだけど。」などと使われることのある「塩対応」。使ってみたい言葉だけど、よくわからない、というかたも多いのではないでしょうか。この記事では、「塩対応」について解説します。

目次

  1. 「塩対応」とは?
  2. 「塩対応」の由来
  3. 「塩対応」例文
  4. 「神対応」とは?
  5. 「塩対応」とぱるる

「塩対応」とは?

「塩対応(しおたいおう)」とは、冷たい、素っ気ない、愛想のない対応のことです。「しょっぱい対応」から来ています。

「しょっぱい」は、味の表現として「塩辛い、塩の味がする」を意味している東日本の方言です。ちなみに西日本では、同じ内容を「からい」と表現します。

後ほど詳しく解説しますが、この「しょっぱい」が格闘技界で別の使い方をされているうちに、「情けない」「嫌な感じである」という意味で使われるようにもなり、「しょっぱい対応」→「塩対応」という言葉になりました。

「塩対応」は、「2014ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた50語の中にも入っています。この年の年間大賞は、「ダメよ~ダメダメ」「集団的自衛権」の2語でした。

「塩対応」の由来

大相撲における「しょっぱい」

大相撲では、土俵に塩がまかれます。負けた力士が、塩のまかれた土俵にはいつくばっているようすから、「しょっぱい」が「弱い」を表す言葉として使われるようになりました。

そしてこれが、大相撲からプロレスへと転身した力道山によってプロレスの世界へと持ち込まれます。

プロレスにおける「しょっぱい」

プロレスの場合は、観客が観ておもしろいと思うパフォーマンスができない場合に「しょっぱい」という表現が使われるようです。つまらない試合を「塩試合」と呼ぶこともあります。

強くても、おもしろい勝ち方でない試合は「しょっぱい」し、弱くても負けっぷりが観客を満足させる試合であれば「しょっぱい」とは言われません。このため、大相撲における「しょっぱい」とは、意味が異なります。

芸能界における「しょっぱい」

格闘技の世界で使われてきた「しょっぱい」は、2000年ころからお笑い芸人などが芸能界でも使うようになりました。ここから、アイドルの握手会でのファンへの冷たい対応が「しょっぱい対応」→「塩対応」と呼ばれるようになりました。

「塩対応」例文

  • この間、食事したレストランは料理はおいしかった。でも店員の「塩対応」には懲りたので、もう行くことはないだろう。
  • メールでのやり取りは「塩対応」だったので緊張したが、実際に会ってみたら普通に会話ができて安心した。
  • あのアイドルの握手会で、今回もメンバーの「塩対応」が話題になっている。
しょっぱいと舌なめずりをするところから、「塩対応」は相手をなめているという比喩として使われることもあるようです。

アイドルの握手会などで、ファンへの対応が素っ気なかったりする際に使われることが多いようで、短く「塩」と表現されることもあります。

「神対応」とは?

「塩対応」の反対の言葉として使われるのが、「神対応(かみたいおう)」です。神のように素晴らしいという意味で、思いやりのこもった、行き届いた対応を評して使われます。

企業などの場合は、寄せられたクレームに対して驚くような素晴らしい対応をしたときに使われることがあります。

「塩対応」とぱるる

「塩対応」で話題になったのが、アイドルグループAKB48の元メンバーの島崎遥香(しまざきはるか)さん、愛称ぱるるです。

握手会での振る舞いが塩対応であると言われていて、座ったままファンと握手する、不機嫌である、などのようすが注目を集めました。「塩対応」というキャラクターから、2014年にはインスタントラーメンの塩味のCMにも出演しています。

塩対応には通常、振る舞いを批難する意味合いが含まれますが、島崎さんの場合は塩対応がかえって彼女らしいとして、惹かれるファンも少なくないようです。


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