「損して得取れ」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「損して得取れ」という言葉をご存知でしょうか?「損して得取れ」とは「初めは損をしても、それをもとに大きな利益得るようにせよ」という意味のことわざです。今回はそんな「損して得取れ」の詳しい意味や具体的な使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「損して得取れ」とは?
  2. 「損して得取れ」の由来
  3. 「損して得取れ」の使い方
  4. 「損して得取れ」の英語表現
  5. 「損して得取れ」の関連語
  6. マーケティング商法として有効な「損して得取れ」

「損して得取れ」とは?

「損して得取れ」とは「一時は損をしても、後でそれをもとにしてそれ以上の利益を得るようにせよ」という教えのことわざです。

目先にある得のことだけを考えた行動をとると、かえって大きな損をすることがあります。反対に今の損を我慢することで、最後には大きな利益を得ることができるということがあります。「損して得取れ」はそんな目先の小さい利益にこだわることを批判的にいった言葉でもあります。

「損して得取れ」の由来

「損して得取れ」は元々「損して徳取れ」という言葉でした。損しても将来的にいつか得をするという意味ではありません。損してでも一生懸命取り組むことで、仕事をもらえるようになるという意味の言葉です。

「損して得取れ」の使い方

「損して得取れ」は商売の心得や指針を示す時などに使われることが多いです。「原価を割るほど安く売りに出しても、大口と契約すれば将来的に儲かる」といった状況に例えとして使われます。

  • 今は黙って引き下がる方が良い。損して得取れということだ。
  • 目先の利益にとらわれず、長期的な経営を考えるべきだ。損して得取れである。

「損して得取れ」の英語表現

「損して得取れ」を英語で表現すると"Make the best of a bad bargain"となります。"bargain"とは「契約、取引」のことを指し、「不利益な取引を最大限生かして努力する」という意味で「損をもとに利益を得るように努めよ」という「損して得取れ」を表すことができます。

また「損して得取れ」と似たような英語の格言である"Sometimes the best gain is to lose"も使うことができます。訳すと「ときどき損をすることが最大の利益を生み出すことがある」という意味になります。

「損して得取れ」の関連語

「海老で鯛を釣る」

「海老で鯛を釣る」とは「少しの元手または労力で大きな利益を得ること」の例えで使われることわざです。エビのように小さくてさほど価値もないものから、タイのような大きくて価値の高いものを釣り上げることから出来た言葉です。

エビがなければタイも釣ることができない、少し苦労しなければ大きなものを手にすることができないので、そういった面では「損して得取れ」と近い意味の言葉であると言えます。

「一文惜しみの百知らず」

「一文惜しみの百知らず」とは「わずかばかりの金銭を惜しんで、あとで大損をすることに気がつかないこと」という意味のことわざで、「損して得取れ」の対義語です。

井原西鶴の「武家義理物語」にこのことわざが使われている一節があります。小銭を川に落とした武士が大金を払って人足に小銭を探させます。落とした小銭の何倍ものお金を払ってそれを探させる武士の愚かさを例えて、人足が言った台詞が「一文惜しみの百知らず」でした。

マーケティング商法として有効な「損して得取れ」

小さな損で大きな利益を得よという「損して得取れ」は、マーケティングの方法として有効であると言われています。現在のネットビジネスで言えば、機能を制限した無料アプリを配信することで、多くの人にダウンロードしてもらい、より使いやすくするために有料のオプションをつけてもらうといったものです。

こういった顧客を集めるための商品をフロントエンド商品と言い、大きな利益を得るための本命の商品をバックエンド商品と言います。

フロントエンド商品でたくさんの人に商品を知ってもらい、良さを実際に感じてもらうことでバックエンド商品に導きます。「損して得取れ」は世界中に通用するマーケティング商法と言えるでしょう。


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