「道理」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「道理」という言葉をご存知でしょうか?「道理」とは「人として行うべき正しい道のり」といった意味を持つ言葉ですが、いまいち使い方がわかりにくい言葉ですよね。今回はそんな「道理」の詳しい意味や具体的な使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「道理」とは?
  2. 「道理」の使い方
  3. 「道理」の英語表現
  4. 仏教における「道理」
  5. 「道理」の関連語
  6. 「道理を詰む」

「道理」とは?

「道理」とは「物事の正しいすじみち、人として行うべき正しい道」、「すじが通っていること、正論であること」、「正しい倫理」を意味する言葉です。

物のことわりや人として踏まなければならない道筋という意味の「道」と、中国哲学の概念の一つであり、物事のすじ目を意味する「理」から成り立つ言葉です。

「道理」の使い方

「道理」は「正しいと思う考えを主張するとき」や「一般的に正しいとされることを示すとき」、「間違った行いをする人を批難するとき」などに使われます。また「理由やわけ」、「はず」という意味でも使われます。

  • 人を騙して利益を得ようとするのは、道理に外れた行為だ
  • 一生懸命働いている人間の方がもらえる給料が少ないなんて道理に合わない
  • 今回の件について道理にかなった説明がなければ、誰も納得しないだろう
  • 法を犯した者が罰を受けるのが道理である
  • 彼が反省する道理がない

「道理」の英語表現

「道理」を英語で表すと"logic"になります。"logic"は「正しい倫理」という意味の言葉です。理由や根拠を指すときに使う「道理」は、「理由」や「原因」を意味する"reason"で表すことができます。

  • "That is specious logic" (それは道理にかなっている)
  • "There is reason in his argument" (彼の主張には道理がある)
  • "She is reasonable" (彼女は道理をわきまえている)

仏教における「道理」

人として行うべき正しい道のりを示す「道理」ですが、仏教ではこれを四種にして教えています。

  • 観待道理:真と俗のように相対的に考えられる道理
  • 作用道理:因果関係においての作用の道理
  • 証成道理:確認するしかたについての道理、証拠となる道理
  • 法爾道理:そのままの姿で不変の本性を完成しているという自然の道理

「道理」の関連語

「無理が通れば道理引っ込む」

「無理が通れば道理がひっこむ」とは「道理に反する不正が世に通用するようになれば、道理にかなった正義は行われなくなる」という意味のことわざです。

「無理」は道理に反して、物事の筋が通らないことを指しています。江戸いろはかるたの一つにもなっています。

「筋道」

「道理」と似た意味を持つ言葉でよく比較されるのが「筋道」です。「筋道」は「物事がそうなっているわけ、事の条理」、「物事を行う時の正しい順序」という意味の言葉です。

「道理」と「筋道」には、「道理」が正しい倫理そのもののことを指し、「筋道」は過程や流れのことを表すという違いがあります。

「不条理」

「不条理」は「常識に反していること」を指し、「筋道が通らないこと、道理に合わないこと」を意味する言葉です。

「人生の不条理」というと「人生に意義を見いだすことのできない絶望的状況、人生は無意味だという哲学的な考え」を表します。「不条理な世の中」とは「人の力ではどうすることもできない災害などが起きてしまう世の中」を意味します。

「道理至極」

「道理至極」とは「この上もなく道理にかなっていること、もっともであること」を意味する慣用句です。

「至極」は「極限、極致に達していること」を意味する言葉です。「至極」だけでも「道理にかなっている」という意味を持つので、「道理至極」は「きわめてもっとも道理にかなっていること」を表します。(例:道理至極な意見に全員が賛成した)

「道理を詰む」

道理を通すことを「道理を詰む」と言います。(例:道理を詰んで話せば理解してもらうことができるだろう)


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