「ぬこ」とは?意味や使い方を元ネタ含めてご紹介!

インターネット上でよく見かける「ぬこ」。打ち間違い?「ねこ」じゃないの?と思われた事はありませんか。「ぬこ」と「ねこ」に違いがあるのか、何故そのような言葉が生まれたのか、どのようにして使うのかを意味を含めてご紹介したいと思います!

目次

  1. 「ぬこ」とは
  2. 「ぬこ」の由来
  3. 「ぬこ」の使い方
  4. 「ぬこ」への抵抗感
  5. 「ぬこ」にまつわるエトセトラ

「ぬこ」とは

「ぬこ」とは、ひとことで言うと動物の「ねこ」のことです。主にインターネット上で、「ねこ」を指す際に使われる言い回しで、別の生き物といったわけではありません。

インターネット上だけでの会話で使用する為、日常会話で「ぬこ」と呼ぶことはほぼ無いでしょう。また、ネット上でも比較的砕けた表現として活用されている為、動物に関する真面目な話題の際は「猫/ねこ」の表記をします。

「ぬこ」の由来

では何故、「ねこ」が「ぬこ」になったのでしょうか。

元ネタは「ねこきっさ」っという4コマ漫画の主人公が、「ねこきっさ→ぬこきっさ」と誤って書いたエピソードがきっかけでした。漫画自体マイナーな作品であり、このエピソード含め作品は世間でそれほど浸透はしていませんでした。

しかし、それを広める直接的な原因となったのはインターネット画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」です。2004年「ねこきっさ」のコミックス1巻が発売され、その広告が「ふたば☆ちゃんねる」内に出ます。その時の広告の煽り文句が「通称、ぬこきっさ」でした。

そこから、ふたば☆ちゃんねる内で「ねこ=ぬこ」と使用する人が増えて定着し、徐々に他の掲示板にも浸透してインターネット上で広まっていったというわけです。

異説「ぬこ」

一部では、「ぬこ」とは「温い子(ぬくいこ)」が縮まった事が語源、と流布していますが。実際にはそのような意味で使われた事が確認できず、デマであると言われています。

「ぬこ」の使い方

基本的には、ネット上で猫画像を見かけたり自分が飼っている猫の事を紹介する際のコメントに「ぬこ」と使用します。また、猫好き同士が集まるコミュニティでも「ぬこ」を使用する事が多いです。

「ぬこかわいいよ、ぬこ」(猫に対する最大の賛辞として)
「ウチのぬこ様!」(飼い猫自慢に)
「こぬこ尊い」(愛らしすぎる子猫に対して)
「ぬこ鍋はじめました」(猫が鍋の中で丸くなる姿に対して)

このように、「ねこ」を「ぬこ」に置き換えるだけではなく、少しキャッチーな短文で使うと「この人ぬこ通…!」と思われるかもしれません。

「ぬこ」への抵抗感

実はこの「ぬこ」という言葉、「ねこ=ぬこ」として定着はしているのですが。一部では、「何故わざわざ、言い換えるのか」「ねこは、ねこ!ぬこなんて気持ち悪い!」と嫌悪感を持たれる方が存在します。同じ猫好き同士の中でも賛否が分かれるため、状況を見極めて使用する事も必要です。

これまで説明してきたように、発祥がインターネット掲示板という元々がアンダーグラウンドな一部の人達が使う世界から広まった言葉である為、陽の光を浴びて生活している方々からは「ネット用語」「掲示板用語」そのものが嫌悪されている傾向があります。たかが「ぬこ」、されど「ぬこ」なのでご注意ください。

「ぬこ」にまつわるエトセトラ

さて、ここまで「ぬこ」についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。しかし、世の中の二大勢力、猫派に偏り過ぎてしまいました。「ねこが”ぬこ”なら、いぬも何か呼び方があるの?」と思われた犬派の方の為に補足情報です。

「いぬ」についても、一部のネット掲示板発祥とされる「イッヌ」という呼称があります。しかし、この「イッヌ」、PCのローマ字打ちで打ちづらく評判や定着率は「ぬこ」に遠く及びません。犬猫好きの争いが激化している現代では、「ぬこ」の方が一歩リードといったところでしょうか。

また、「ね」「ぬ」というひらがなの形がそれぞれ「ね=猫の立ち姿」「ぬ=丸くなった猫の姿」に見えるという説があり、猫好きな人の素敵な想像力が伺えます。「ぬこ」を撫でる事により、ストレスが半減するとも言われていますので、お仕事でお疲れの方はかわいい「ぬこ」に沢山癒やされてください。


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