「了解」とは?意味や使い方をご紹介

「了解」という言葉は「目上に伝えるのは失礼」とされて敬語の使い方に悩んだり、SNSで「り」と略して使われたりするなど、使い方が気になる言葉のひとつではないでしょうか。今回は「了解」の意味や、敬語で伝える場合の注意点をご紹介します。

目次

  1. 「了解」とは
  2. 「了解しました」は敬語ではない?
  3. 「了解」の様々な表現
  4. 「了解」に代わる敬語
  5. 「了解」の使い方

「了解」とは

「了解」とは、「よくわかる、さとる」という意味をもつ「了」と「解」を重ねた言葉で、「よく理解すること」「物事の内容や事情を理解したうえで承認すること」を意味します。

明治時代頃には「理解する」という意味で使われており、現代では「了解」は「理解+承認」の意味に変化して用いられています。また、「諒解」「領解」「領会」と様々な表記の仕方があります。

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「了解しました」は敬語ではない?

ビジネスマナーとして、「目上の人に対して“了解”という言葉を使ってはいけない」と教えられた人も多いのではないかと思います。この「了解は失礼だ」という説は、過去10年ほどの間に広まりました。マナー本の記載でその変遷をたどると、次のとおりです。

  1. 2002年以前の出版物には、「了解」という言葉に関して「失礼だ」「失礼ではない」という言及はなかった。
  2. 2003年~2010年の出版物には「“了解”は失礼だ」説と、「”了解”は失礼ではない」説が拮抗していた。
  3. 2011年以降になり、「”了解”は失礼だ」説が優位となった。
  4. 2014年以降に出版されたマナー本から「”了解”は失礼ではない」説が姿を消した。

なぜ「了解」は失礼なのか


「”了解”は失礼だ」説をとるマナー本は、「敬語ではない」「相手への尊敬の意がない」「事務的」「簡略で軽い感じがする」といった理由を述べています。そっけない言葉だと捉えられるようになった理由のひとつとして、無線用語に「了解」を採用したことが挙げられます

無線では、聞き取りやすさや効率性が重視され、無線交信には相手への返事として「了解」が使われました。これが元となって電話や対面でのやりとりでも「了解」が使われるようになり、ぶっきらぼうなイメージとして捉えられるようになったのではないかという説があります。

「了解」は、「わかる」を意味する漢字を2つ重ねて「より深くわかる」ことを意味する言葉ですし、「了解いたしました」という使い方をすれば丁寧語になりますので、本来ならば目上の人に使っても失礼にはあたりません。

しかし、これまで説明したような経緯から「”了解”という言葉を目上に使うのは失礼だ」という説が広まり、現在では一定数の人々が認識するに至っているのです。

「了解」の様々な表現

「了解」へのぶっきらぼうな印象を和らげるために「了解です」「了解しました」「了解いたしました」など語尾表現を様々に工夫して伝える人が増えています。「了解です」は、近年よく使われるようになっていますが、ビジネスシーンでは特に違和感をおぼえやすい言葉です。

一方で、「了解」を短く「り」「りょ」と略してメールやSNSのやりとりに使うなど、若者のあいだでは親しい仲間とのやりとりでなじみのあるワードとなっています。このようなことも、今後の「了解」の受け止め方や使い方に影響していく可能性が考えられます。

「了解」に代わる敬語

「了解」を「上司や取引先、お客様に対して使うのは失礼だ」という認識が一般に普及している現代では、目上の人や顧客を相手とするビジネスシーンでは用いない方がよいでしょう。「ビジネスマナーを知らない人だ」と捉えられて、相手との関係を損ねてしまう可能性があります。

目上の人や顧客への受け答えやメールには、「承知しました」「承知いたしました」「承りました」「かしこまりました」を使いましょう。

「了解」の使い方

友達や、職場の同僚・後輩など、お互いに気心の知れている間柄の場合には、「了解」を使っても差し支えありません。

  • 「そっちにボールを投げるよ」「了解」
  • 「明日は15時に出張に行きます」「了解です」
  • 「この資料を明日までに確認してください」「了解しました」
  • 「お客様が到着されたら、私を呼んでください」「了解いたしました」


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