「控えめに言って」とは?意味や使い方をご紹介

近年SNSなどのネット上で「控えめに言って○○」のような言葉を目にすることがあります。日本語文法で考えれば普通に意味を捉えることができますが、実はこの言葉、やや厄介な意味を持ちます。今回はこの「控えめに言って」の意味と使い方を詳しく紹介していきます。

目次

  1. 「控えめに言って」の意味は?
  2. 「控えめに言って」の元ネタは?
  3. 「控えめに言って〇〇」の使用例

「控えめに言って」の意味は?

「控えめに言って」という言葉を聞くと「何か遠慮がちに物事を言ったりする」ようなことを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし近年SNSなどで見かける「控えめに言って」は、評価や感想を述べるときに使うものであり、実は英語で言う"very"に近い意味を持つのです。

例えば、目の前に現れた物事が言葉にできないほど素晴らしいものであったりする場合に、「控えめに言って神」という定型文を用います。この場合の「神」は「(絵のセンスなどが)崇拝したいほど優れている」という意味の俗語です。したがってこの一文は「程度を抑えて言っても物凄い才能だ」と言い換えることができます。

「控えめに言って」はその後に続く言葉以上の感銘を受けた場合に用いる言葉と言えます。

「控えめに言って」の元ネタは?

「控えめに言って」は今やネット上での定型文となってしまったので、元ネタがわからなくなってしまっています。しかし荒木飛呂彦先生の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる噴上裕也が放った言葉「俺は控えめに言ってもミケランジェロの彫刻のように美しい」とする説が濃厚となっています。

「控えめに言って〇〇」の使用例

「控えめに言って○○」の○○に当てはまる言葉は幾らでもあります。自分が凄いと思った物事に対しては何でも当てはめることができると言えるでしょう。今や「控えめに言って神」「控えめに言って最高」「控えめに言って可愛い」などの定型文さえ存在します

また、「控えめに言って酷い」といったようにネガティブなことにも使うことができるというのもこの言葉の汎用性があるところです。


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