「百家争鳴」とは?意味や使い方をご紹介

「百家争鳴」をご存知ですか。読み方は「ひゃっかそうめい」、多くの人が自由に論争をすることを意味します。「百家争鳴」を日常で使うことは少ないですが、メディアで色々な立場の人が論争をする場面はよく見かけますね。本記事では「百家争鳴」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 百家争鳴とは
  2. 百家争鳴の使い方
  3. 中国における百花斉放百家争鳴とは
  4. 百家争鳴の類語
  5. 百家とは
  6. ゲームのタイトルにもなっている

百家争鳴とは

百家争鳴とは、いろいろな立場の学者、論客が自由に発言し、論争することです。

さまざまな思想や学術の壁を越えて意見を発表したり自由に論争を行うことは、自由な社会では当たり前のことですが、共産主義では発言の自由が与えられていない時代もありました。文化人や知識人が、発言を自由にすることは時代を豊かに変えていくことにつながります。

「百家争鳴」の由来は中国春秋時代にあります。この時代に列国の抗争が激しくなり、人民たちは大混乱の時代を迎えます。この抗争を治めるためにはどうすれば良いのかを、孔子や老子、孫子などの様々な学派の思想家が論争したという故事から「諸子百家」「百家争鳴」が生まれました。

百家争鳴の使い方

  • テレビ番組では、政治家が百家争鳴していたが議論の内容は大したことがなかった。
  • 友人たちと現代のインターネット文化について百家争鳴する。
  • 何時間もイベント内容について百家争鳴しているが、話しがまとまらないため、休憩を取ることにした。
  • アプリ業界は今まさに百家争鳴の時代に突入したが、トップに立つことは難しいだろう。
本来の意味は学者や知識人の発言ですが、身近な人や場面に置き換えて使ってみてはどうでしょうか。「話し合い」と表現するよりも臨場感が出て、大勢の人間の熱い気持ちがよく伝わります。

「百花斉放」は「百家争鳴」とセットで使われることが多いので、こちらも知っておきたいですね。

中国における百花斉放百家争鳴とは

「百花斉放百家争鳴」とは、1956年に中国共産党が文化政策のスローガンの1つとして掲げたことで知られています。中国では、「百花運動」とも呼ばれます。「百花斉放」の意味は、「さまざまな学問、文学、芸術が盛んに並んで行われること」です。

中国共産党に対する批判を歓迎するという趣旨で、国の政策に対してみんなで意見を出して、政治を盛り上げていこうと提唱しました。

  1. 学術の発展のための自由な討論,創作,批評,意見の発表の自由の保障
  2. 文化,芸術と政治を同一視する偏向の排除
  3. 思想問題を行政命令式に解決することの回避など
上記の内容で行われましたが、批判があらゆるかたちで激化したため、わずか1年で撤回されました。のちに反右派闘争へと発展したきっかけと言われています。

百家争鳴の類語

  • 議論百出:さまざまな意見が出されて、活発に議論されること
  • 談論風発:談話や議論が活発に行われること
  • 侃々諤々(かんかんがくがく):遠慮なく言うこと、大いに議論するさま

百家とは

百家とは、多くの学者や専門家を意味しています。起源は前述の中国春秋時代、主な流派である儒家・道家・墨家・法家・名家・陰陽家・縦横家・農業家・小説家・雑家の10家に分類し、「諸子百家」と呼んでいたことが始まりです。現代では、色々な分野で活躍する人を「百家」と呼んでいます。

百花との違い

百花とは、種々多数の花が一斉に咲き乱れることから転じて、さまざまな芸術、学問、文化が盛んに並び行われることです。「百家」は人を表し、「百花」は行動を表すところが異なる点です。

みなさんも「百花繚乱」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。比喩的な意味は「すぐれた業績や、人物が一時期に多く現れること」であり、繚乱も意味は百花とほぼ同じです。

ゲームのタイトルにもなっている

20年以上前にTGLから発売されたウィンドウズ95用ソフトのタイトル「百家争鳴 孫子の兵法」がありました。

春秋戦国時代の諸侯となって天下を取ることを目的にしたゲームで、現在では入手不可能らしいのですが、ボートゲームの「孫子」をコンピューターシュミレーションゲームで忠実に再現したものだそうです。人気はどうだったのか気になりますね。

古いゲームですが、皆さんの中にもプレイしたことがある!という人がいらっしゃるのではないでしょうか。

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