「俺得」とは?意味や使い方をご紹介

「俺得」という言葉をご存知でしょうか。これはインターネット用語の一つであり、多くは何かのマニアック、マイナーなものに対し、感想として使われる言葉です。ここでは「俺得」の意味や使い方、似た言葉などを、順々に紹介していきます。

目次

  1. 「俺得」の意味
  2. 「俺得」の使い方
  3. 「俺得」の由来と似た言葉

「俺得」の意味

「俺得」とは「俺の得になる」、「俺が得する」という言葉の略語です。「俺の得になる」や「俺が得する」とは、自分の利益になる、自分が儲ける、自分が有利になることを表します。

「俺得」はネット用語ですが、「俺」は一人称代名詞であり、一般的な意味と同じです。一方の「得」は仏語としての意味も持っていますが、「俺得」における「得」は利益や儲け、有利なことに限ります。

ただしここでの利益とは広義的な意味であり、「俺得」は「自分はそれを好ましいと思う」といった感情的なニュアンスが強いです。

「俺得」の使い方

「俺得」は「他人は好まないかもしれませんが、少なくとも自分は好ましいです」といった感想として、よく使われます。

たとえば不特定多数に利益をもたらす情報があったとして、それは「得する」と評せます。対して一部だけに利益をもたらす情報は、全体を基準にすれば「得する」とは評せません。

そこで「俺得」を使えば、「他人は分からないが、自分は得する」と伝わります。なので多くは一部だけが得をする、マニアック、マイナーな対象に使われます。

「俺得」の例文

  • 「廃墟の画像を載せていきます」「俺得」
  • 「この動画では、レトロなゲームを紹介します」「俺得きた!」
  • 「口喧嘩で勝つ方法、教えます」「今まさに友達と喧嘩中の俺得」

意味の「有利になること」の部分は分かりづらくも、三番目の例文では「利益=有利」に繋がっており、こういった流れでも「俺得」が使われます。

「俺得」の由来と似た言葉

「俺得」と似ている言葉には、「誰得」や「私得」などがあります。とりわけ「誰得」は、「俺得」の由来です。

「誰得」について

「誰得」とは「誰が得するの」、「誰も得しないだろう」といった言葉の略語です。多くは不特定多数に利益をもたらさない対象を指し、感想として使われます。

元々「俺得」は「誰得」に対して、「少なくとも俺が得する」という返答で使われるようになりました。

「私得」について

「私得」は「俺得」から派生した言葉であり、意味はまったく同じですが、主に女性によって使われます。

「俺」は一般的に男性が使うので、匿名のネット上において、男性的なイメージを与えます。対して「私」を使うことで、女性的なイメージを与えられます。

普段の一人称代名詞が「私」で、唐突に「俺得」を使うと違和感がありますが、「私得」ならば違和感がなく、自然に使えるというわけです。

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