「必須」とは?意味や使い方をご紹介

「必須科目」「必須アミノ酸」などの形で使われることの多い「必須」という言葉について、本当の意味をご存知でしょうか?何となくはわかるけど、説明は難しい。今回は、そんな「必須」の言葉の本来の意味、また正しい使い方・読み取り方についてご紹介します。

目次

  1. 「必須」の意味とは
  2. 「必須」が使われる言葉
  3. 「必須アミノ酸」の意味
  4. 「必須」の類義語
  5. 「必要」とは?また「必須」との違いは?
  6. 「必須」の対義語

「必須」の意味とは

「必須」(ひっすと読みます)には「欠かすことの出来ないこと」「必ず用いるべきこと」などの意味があります。

この「必須」に使われている漢字「必」「須」どちらの意味も「欠かすことの出来ない」などの意味を持っています。見ただけでも何となく意味はイメージ出来るのはそう言った理由からなのかもしれません。

「必須」が使われる言葉

「必須」が使われている言葉はいくつかあると思います。一部ですが、簡単な意味も添えて紹介いたします。

必須科目

ある目的を達成する為に学ばなければならない科目。対義語:選択科目
 

必須入力

書類などで必ず記入しないといけない事項。

必須アイテム

欠かすことの出来ない具体的なもの。

「必須アミノ酸」の意味

「必須」がつく言葉の中でも、よく聞くものに「必須アミノ酸」があります。皆さんも一度は聞いたことや、食品パッケージなどで見たことがあると思います。

「必須アミノ酸」は「動物が活動する上で欠かすことの出来ないもので、体内で十分な量を生産することが出来ない栄養素」のことです。(なお、この栄養素は動物によって違いがあるようです。)

「必須」の類義語

「必須」の類義語には「必要」「不可欠」「須要」(すよう・しゅようと読む)などがあります。すべて「欠かすことの出来ない」などの意味ですが、その重要度や使われるタイミングが少しずつ違います。
 

「必要」とは?また「必須」との違いは?

「必須」とニュアンスが近いに「必要」が思い浮かぶ方が多いと思います。

日本語的に考えますと、「必要」は「必須」比べ、日常的な会話や書類に使われることが多く、少しカジュアルな意味合い(無くても何とかなりそう)が含まれています。

英語訳では、「必須」は「essential」や「compulsory」と訳すことができ意味は「本質の」「強制的」などで使用されます(例:必須アミノ酸=essential amino acids・必須科目=compulsory subject)

一方の「必要」は「need」や「necessary」と訳され、一般的に「必要」と訳されますが、「あった方がいい」に近いニュアンスで使用されています。

「必須」の方は「本当に無くては成り立たない」と言う強い意味が含まれており、「必要」には「成り立たす為にはあった方が良い」と言う意味が含まれます。その事柄の重要度で表してみると「必須>必要」と言う考え方でも間違いはないと思います。

 

「必須」の対義語

「必須」の対義語には、「選択」「任意」などがあります。「必須」には「強制的に」と言う意味が含まれているので、対義語には「自由に何かを選べる」と言う意味合いが含まれています。

一方類義語の「必要」は「不」を付けることによって、「不必要」と言う対義語になります。この言葉には「用いなくてよい」などの意味が含まれるので、似た言葉でも対義語で比べると全く意味が違うものになります。

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