「ランニングホームラン」とは?意味や使い方をご紹介

「ランニングホームラン」という言葉があります。野球用語の一つで、テレビの実況やスポーツニュースでお聞きになったことがある方もいるのではないでしょうか。「ランニングホームラン」は普通のホームランとどう違うのか。今回はこの用語を解説します。

目次

  1. 「ランニングホームラン」の意味
  2. 「ランニングホームラン」の英語表現
  3. 日本での「ランニングホームラン」の記録
  4. MLBでの「ランニングホームラン」の記録
  5. 「ランニングホームラン」のまとめ

「ランニングホームラン」の意味

「ランニングホームラン」は野球用語の一つです。「ランニング」とは、打者が塁を回って走ることを示します。「ホームラン」は日本語では「本塁打」とも呼ばれます。ホームランとは「打者が打ったボールが、グラウンド内に落ちることなく空中を飛んで、そのまま外野の観客席に入ってしまうこと」を主に意味します。

打者がホームランを打つと、自動的に本塁まで帰ってくることが認められ、得点となります。塁上に他の走者がいれば、その選手の分も得点に上乗せされますので、野球の攻撃としては最も効果的な「最高の得点戦術」だといえます。

「ランニングホームラン」は、「打球がグラウンド内に落ちて、相手守備陣がそのボールを捕ろうとしている間に、打者が塁を回って、アウトにならずに本塁に生還すること」を意味します。いわばホームランの一形態です。記録上は通常の本塁打と同じ「1本」に数えられます。

「ランニングホームラン」の英語表現

「ランニングホームラン」は和製英語です。野球の発祥の国であるアメリカでは、英語で「inside the park home run」と表現します。

「ホームラン」は英語でもそのまま「home run」と言います。「inside the park home run」は和訳するとすれば「グラウンド内でのホームラン」ということになるでしょうか。

ボールが空中を飛んだままグラウンド外まで達する通常のホームランと比べ、「inside the park home run」はグラウンド内にとどまったままでホームランになる、といった意味が込められている表現です。

日本での「ランニングホームラン」の記録

「ランニングホームラン」は球場のグラウンド内にボールがある状態での本塁打です。野球では通常、打者の打球がグラウンド内に転がると、9人いる守備の選手たちが急いで捕りに行き、協力して走者にタッチしたり塁を踏んだりして、懸命に「アウト」にしようとします。

つまり、余程のことがない限り、走者が本塁までやすやすと帰ってくることはできません。このように「ランニングホームラン」は極めて起こる確率が低いプレーであり、プロの野球の世界では滅多に見られないレアな現象です。

長い日本のプロ野球の歴史上でも、ランニングホームランの最多記録はわずか5本。南海ホークスなどで活躍した木塚忠助選手と、中日ドラゴンズなどに在籍した杉山悟選手の2人が記録しています。

通常のホームランの最多記録は有名な王貞治氏の868本ですから、雲泥の差です。ちなみに王さんはこれほど多くの本塁打を打ちながら、ランニングホームランは一度もなかったそうです。

MLBでの「ランニングホームラン」の記録

野球の本場メジャーリーグ(MLB)では、かなり多くのランニングホームランを打った選手がいます。主に19世紀末に活躍したジェシー・バーケット選手です。2度も打率4割を記録するなどの巧打者で、ランニングホームランを生涯で55本も放ち、MLB最多記録となっています。

バーケット選手の記録で驚きなのは、通算のホームラン数が75本ということ。つまり本塁打のほとんどがランニングホームランだったわけです。

盗塁数も多い選手ですので俊足を生かしたと思われますが、100年以上前のことだけに、野球場自体も現在のようなきれいなスタジアムとは異なり、ランニングホームランが出やすい環境だったのかもしれません。

「ランニングホームラン」のまとめ

ホームランは「野球の華」ともいわれます。一発で勝敗を決めたり、試合の流れをがらりと変えられるのがホームランの一番の魅力です。

野球に詳しくない方でも「今回の契約はプレゼンの良さで決まったようなものだ。話上手な○○さんの大ホームランだね」といった比喩で、この言葉を聞かれたことがあるかもしれません。

ちなみに、プロでは滅多にない貴重なランニングホームランですが、フェンスのないことが多い草野球では日常茶飯事ではないでしょうか。(その意味では、ややありがたみが減るかもしれませんね。)


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